
もし、あなたが最も重要なのだという考えを、少しでも疑問に思うのならば、誰か他に、あなたの目に映る世界を変える力を持っている人がいるか、自問してみるとよい。
自分の敵が3メートルの巨人に見えたり、自分がたった25センチしかないように感じるのは、唯一、あなたの見方にかかっている。もちろん、その逆も同じである。
つまり、自分がどう考え、感じ、行勤するかをコントロールするだけの経験と力を持つのは自分だけなのである。
なぜ、私がこのようにこの点を強調するのか。それは自分が世界で最も重要な人間だと思えば、次のようなことが可能になるからである。
あなたはPMA(積極的心構え)というイニシャルに飾られた、強力なお守りを身につけているようなものだ。そしてこの力は、望むままの結果をあなたに引き寄せることができる。
健康に気をつけ、世界で最も重要な人の心と身体を、敬意をもって扱おう。
限界とは、自分の重要性を理解していないために、自分で作り上げる幻想に過ぎない。新たにそれを知ったからには、自分ができないと思っていた幻想を超越し、可能な限りすべてのことを達成できる。
自分以外に重要なものを求める人は、それを探すうちに英雄崇拝やステイタス・シンボル、仕事中毒などの袋小路に入り込んでしまう。
しかし、自分が最も重要な人物にほかならないということを知っていれば、そのように不健康な方法で自分を証明しようとは思わないだろう。
自分を多角尊重する人は、好んで他者を援助する。しかし、自分をあまり尊重しない者は、他人の足を引っ張ろうとする。前者は世界で最も重要な人間として、静かな威厳を身にまとうことができる。
すべての人間が、それぞれ世界で最も重要な存在なのだ、と知っていれば、自分勝手な判断を下すこともなくなるだろう。若かろうが年をとっていようが、金持ちだろうが貧乏だろうが、美しかろうが醜かろうが、それぞれが自分にとっては世界で最も重要な人間なのである。
そう考えれば、誰と一緒にいても同じようにくつろぐことができるだろう。
他人が何を成し遂げようとも、依然としてあなたのほうが重要である。このことを知っていれば、あれこれと思いわずらうことから解放される。
自分が重要なのは他の人のおかげなのだと思っている人は、他人を怒らせたら何らかの形で自分の重要性を失ってしまうのではないかと恐れている。
しかし、他人を喜ばせようと、そうしなかったとしても、実際には自分か世界で最も重要な人間でなくなることはないのだと知っていれば、もはや恐れる必要は何もない。