
積極的思考の持ち主に、失業から5年後にインタビューしたところ、自分を鍛えるチャンスとしてそれを活かしたことがわかった。
職場や職種を変えたことによって、自分の隠れた才能が引き出されているのは歴然としている。その発想が、彼らを予想以上の成功に近づけているのである。

独力で成功を手に入れた人たちのほとんどが、富や名声を手に入れるまでに、一見、克服できないような困難に遭遇しているものだ。
しかし、彼らにとって絶望的な状況こそが発展の原動力だともいえるのである。旧ソ連がその教訓的な例である。旧ソ連ではすべての国民に仕事が保証されていたために、国は破産したのである。
友人など、あらゆる関係の人間に対して、私たちはそんな気持ちをもつものである。

問題は、私たちにしても当の本人にしても、その脳力自体がどれほどのものなのかを知らないところにある。
生来の才能の、モティベーションに合った仕事や役目をこなす場合なら、まず問題はない。なぜなら、丸い穴に丸い釘を打つようなものだからで、自分の許容範囲で十分こなせるからだ。
自分の素質に合った仕事をしているときはそういうものである。
一方、自分の才能を活かしきれない仕事に就いている人は、丸い穴に四角い釘を打ち込んでいるようなむので、ちぐはぐな気分になるのである。そんな状態でモティベーションを維持するのは実に困難であり、成功することなどはさらに難しいことになる。